謎はいつもそこに

子供の頃から自然に生活の中にまざっていた不自然なものたちのお話。

2016-01-01から1年間の記事一覧

右耳のひまわり

このブログを始めてから、たまに友人たちに「あの話書いてもいいからね」と言われますwありがたいことです。 今日は、そんな風に言ってくれたひとりの友人のことを書きます。 彼女と知り合ったのは、もう7年くらい前かな? 彼女は何年も前に、恋人を亡くし…

奔放な死生観

子供の頃から、ふいに「もうすぐ自分が死んでしまう」という予感に襲われることがありました。 その予感は確信に満ちて、自信満々に私を怖がらせます。 怖くて眠れない夜もありましたが、翌日にはきれいになくなっているのです。 その代わりのようにポストへ…

世界最大のアリ

その日、私は祖母に手を引かれながら公園を散歩していました。 記憶の中の自分の目線の高さから、2歳くらいだったんじゃないかと思います。 私の足元を大きなアリが通り過ぎて行きます。 「あらあ、大きなアリねえ。こんなに大きなアリ見た事ないわ」 祖母…

アイソレーションタンク その2 宴

2回目にタンクに入った時のレポートです。 前回のイルカのヴィジョンを聞いて驚いたオーナーさんが、 「何度も入ってようやく少し不思議な体験できる人がほとんどだから、たぶん相当いろんなチャンネルに繋がりやすいんだねえ」 と言って、それなら最初から…

0歳の記憶

まだ聖母マリアのお話を書けていないですが、どうしてキリスト教徒でもないのにキリストやマリアとご縁があるんだろう?とずっと不思議に思っていました。 エネルギー界には宗教の垣根がない、というのは持論ですが、それにしても。 この前、夜にプールへ行…

妖精の丘

小学生の頃の私は、おこづかいを貯めてはハーブの苗を買ってきて、せっせと庭に植えている子供でした。妖精を庭に呼びたかったのです。 その存在を少しも疑っていなかったので妖精の本もいろいろ読みました。 当時の私のハートを鷲掴みにしたのは、きたのじ…

アイソレーションタンク その1 私の消滅

アイソレーションタンクに入った時のことを、思い出して書いてみます。 アイソレーションタンクとは、イルカとのコミュニケーションをまじめに研究したリリー博士という人が開発した五感遮断装置です。 防音タンクに入り横になると、海水成分である硫酸マグ…

あの人達

これはずっと気になっていることなんですけど、誰かに話したりしたことは多分なくて。 こういうブログでもやってない限り誰かにシェアしてみようとは思わなかった、夢のお話です。 似たような体験されてる方がいたら、ぜひ聞かせてほしいなあ。 主に、深い眠…

お返事

ある時、私は悩んでいました。 悩んで頭ばかり使うのって、ただのエネルギーの無駄使いなんですよね。 思考がぐるぐるしてしまうのなら、一緒に体も動かすといいバランスになれます。 昔の文豪や芸術家で自ら命を絶ってしまった人は、もうちょっと筋トレしな…

妖精の見つけかた

座ってボケーっとしていると、妖精が3人座ってるのが見えました。 おそろいの赤いドレスに身を包み、3人とも似たような姿です。 ...って、え!?妖精!? ハッとしてよく見てみると、テーブルの上に置いてあるミニ薔薇の花が3つ咲いているだけでした。私…

天使 その2 ケルビム

高台の公園から、すすき野原を携帯で撮ったら映ったもの。 SNSに載せたら友人に「ケルビムだ!」って言われました。 その時まだ私はケルビムって知らなかったのでピンと来なかったのですが、智天使という位の高い天使だそうです。 智天使 - Wikipedia 似てる…

天使 その1 ラファエル

2〜3年前からぞろ目を毎日たくさん見るようになり、調べてみたら「エンジェルナンバー」という天使のメッセージだと知りました。 知れば知る程おもしろく、エンジェルナンバーを提唱している天使の第一人者、ドリーン・バーチューさんの本を何冊も読みまし…

件(くだん) (怖さ★)

何年も前の出来事です。 その日は確か日曜日で、アンティークの輸入雑貨屋さんへ行ってきた、その夜のことでした。 久しぶりに強い金縛りです。ぎゅうぎゅうに締め付けられているように動けず、息も苦しい。何とかして解こうと手に力を入れた時、突然上から…

おとだま

ある歌のremixがすごく好きでよく聴いてるんですけど、どんな歌詞なんだろうって和訳を見てみたんですね。 そしたらゲイの歌で。 その曲の胸に切々とくる感じと、文面で見た歌詞の雰囲気にギャップを感じてあれーって思ってたんですけど、オフィシャルMVを見…

壁の向こう側

子供がまだまだ私から離れられない3歳くらいの頃、友人の結婚式に私だけ列席したことがありました。 子供は夫に預け、久しぶりの自由時間にドキドキしながら式場へ。 そこは素敵なチャペルで、気持ち良く晴れた空に映える新婦は美しく、新郎さんはかっこいい…

弁天様物語 その3 正体

弁天様に導かれて手に入れたお札、夢の中での体験と学び。 funcyqutton.hatenablog.com funcyqutton.hatenablog.com 不思議な弁天様物語、最後はとある島でのお話です。 その日、そこには友達だけじゃなく、いろいろな人が集まっていました。 奇跡の天文ショ…

弁天様物語 その2 弁天様を全力でぶん殴る

funcyqutton.hatenablog.com 当時いろいろと悩んでいた私のテーマは、「怒り」でした。 腹が立つことが度々あったので、その感情をうまく散らして何とか心穏やかに過ごせないものかと模索していたのです。 写経とヨガの会に参加した時、「怒り」について住職…

弁天様物語 その1 お札

夫の実家の敷地には小さなお社があり、お蛇様と弁天様が祀られています。 弁天様とは、七福神の紅一点、女神様のことです。 以前、そのお社があまりにも古びていたので新しくしてはどうかという話になり、ちょっと大規模に庭も改装して、新しいお社を買いに…

ヤシの実が落ちたら大事件になった話

なんとなく、急に思い出したので書いておこうと思います。 その時、私は中学生でした。毎日の部活に疲れて、ぐうぐう眠っていた夜のことです。 夢の中で、私は「南国のイラスト」の世界にいました。 もう、本当にこんな感じの!(検索して一発目に出てきたイ…

胎内記憶 その4 サイケデリック・トンネル

子供の頃からある「ここではない世界の記憶」に、うまく説明のできないビジョンがあります。 色鮮やかな光や形がどこまでも続いていて、その中をすごい速度で通り抜けていくのです。 10代でテクノやトランスなどを聴き始めた時、これはあのイメージだなと思…

胎内記憶 その3 旅立ちの時

何となく、おなかの中にいた時の情景を覚えています。 そこは薄暗く、たまにピンクの明かりがぼんやりと灯る、静かな場所でした。 薄暗い洞窟の温泉のような、生暖かくて横長の空間。 そう、初めは横長の空間だったのです。 その部屋の中で、私はちょっと退…

壮大な人違い

家族で車に乗っていました。夜のドライブです。 運転は夫、子供は助手席に座り、私は後部座席でぼんやり窓の外を眺めていました。 あれは、なんだろう…? なにか、光る物体が空を不規則に飛んでいるのです。 「ねえ、あれってUFOかなぁ?」 私がそう言うと、…

銀河鉄道の夜

毎年、母の実家に帰省していた小学校時代の夏休み。 母の田舎は山と田畑に囲まれた長閑な場所で、夏休みはいつも2週間くらいそこで過ごしていました。 私は姉や従姉妹たちとプールへ行ったり、トウモロコシ畑でかくれんぼをしたり、畑で採りたてのトマトの…

窓の異変

私の実家の裏には古いアパートがあります。二階建てで、おそらく2DKくらいの広さのその建物は、どんな人達が住んでるのか昔からよく知りません。 賃貸物件だから定期的に住人も変わるものですが、いつの時代もよくわからないのです。 私の両親の話をします。…

テレビと事件と私

子供の頃、私と同じくらいの歳の女の子が行方不明になり、遺体で発見されるという痛ましい事件がありました。 テレビの中で泣いている男性が取材を受けていたのですが、それを見ていたら頭で考えるより先に言葉が出ました。 「この人が犯人?」 母は驚いて言…

猫からのメール的なもの

うちには白猫と茶トラの猫が2匹います。 多頭飼いしている方ならわかると思うのですが、猫って個体によって匂いが違うんです。人間の体臭のように。 太陽と草と土埃とお香が混ざったような匂いで私は大好きなんですが、その匂いが、たまに出かけた先で一瞬す…

守護霊の忠告

もう何年も前に「千里眼を持つ」と言われている方を義母が自宅に招いたことがありました。 その方は普段はサロンでリーディングなどのセッションをしているのですが、希望があれば出張もしてくれるということで、みんなで見てもらおうよ、と義母が企画したの…

花子は吉田と時々おかん その2

突然ですが、中学生になった私には好きな先輩がいました。 サッカー部の爽やかなイケメンです。 私も某運動部に所属していたので、遅くまで練習していた日には帰りがサッカー部と一緒になったりしてドキドキしたものです。 ある夏の日、いつもより部活が長引…

花子は吉田と時々おかん その1

小学生当時、トイレと言ったらそりゃもう花子さんでした。多分、その頃が花子さん伝説の走りだったんじゃないでしょうか。口裂け女とかも懐かしいですね。 今回は大人になってから遭遇する花子さんのお話 トイレに駆け込む女(怖さ★★★) - 謎はいつもそこに …

ハーメルンは、笛吹く時を狙ってる。

いつもの公園で友達と遊んでいた低学年の頃。 その日はブランコでどこまで遊べるかに挑戦していて、ブランコからブランコを渡り歩いたり、かなりクリエイティブに次はこんなことをやってみよう、と曲芸的なことをして遊んでいました。 目の前のベンチにトレ…