謎はいつもそこに

子供の頃から自然に生活の中にまざっていた不自然なものたちのお話。

猫はどこへ行った?

9月30日から10月1日へ切り替わる深夜、帰宅するとうちの白猫アポロがどこにもいませんでした。 外にも行く猫なので、まあ夜の散歩かな〜なんて思いながら眠りました。 彼は一日の大半は私にべったりなので、すぐ帰ってくるだろうと思っていたのです。 ところ…

私の世界 10.猫と花

告別式に火葬場、精進落としの食事会を終え、入院から始まったひとつの盛大なお祭りが無事に幕を閉じました。 悲しみより愛が勝ってしまった私は、火葬場以外はほとんど泣かずにいたのですが、自宅に帰って着替えたら、なんだか力が抜けてしまいました。 棺…

猫からのメール的なもの

うちには白猫と茶トラの猫が2匹います。 多頭飼いしている方ならわかると思うのですが、猫って個体によって匂いが違うんです。人間の体臭のように。 太陽と草と土埃とお香が混ざったような匂いで私は大好きなんですが、その匂いが、たまに出かけた先で一瞬す…

猫のひみつ

最近のお話です。 縁側に吊るしたハンモックで、うとうとしていた昼下がり。 半分眠っていて、半分起きているような状態だったと思います。 「なあんだ〜。ここにいたんだね」 全く知らない男の子の声がしました。中学生くらいの声です。 近づいてくる足音。…

女神様と子猫

いかにも女神様な声で、「お別れに、来たのですよ...」と聞こえました。 夢の中で「誰がですか?」と答えると、いかにも女神様な声で 「白い、小さな子猫です。会いに来たのですが...間に合いませんでした...」 そこで目が覚めました。真夏の暑い午前中です…