謎はいつもそこに

子供の頃から自然に生活の中にまざっていた不自然なものたちのお話。

怖い話

変態論

このブログはあくまでもオカルト&ミステリーブログだと思っているので、いろいろなテーマを取り上げていきたいと思っています。 というわけで、2016 衝撃だった体験をもとに、変態性について私が思うところを書いてみたいと思います。 人の数だけセクシャリ…

DJ その2

「さっちゃん、この夢どう思う...?」 不安そうな顔で聞いてくる幼馴染みに、 「そんなことより鬼が」 なんて、さらに怖がらせるようなことは言えず、鬼もかなり離れた距離に佇んでいたので、とりあえずはその話の感想を言いました。 「最後、電話で『これ夢…

DJ その1

夕方の公園で、幼馴染みとブランコに座り、だらだらと喋っていた時のこと。 高校生の頃のお話です。 「なんかさあ、最近ちょっと怖いことがあったんだよね」 そう言って幼馴染みが話してくれたのは、こんなお話でした。 夢の中で、○○っていうDJやってる友達…

能力者との対決

サイコメトリーを大人になってから使ったお話を書きます。 当時、私は毎日のようにつるんでいた友達がいて、その馴染みのメンツで遊んでいた時のことでした。 友人のひとりが、バイト行って財布なくしちゃって、と言い出しました。 「バイト先の人に車で送っ…

件(くだん) (怖さ★)

何年も前の出来事です。 その日は確か日曜日で、アンティークの輸入雑貨屋さんへ行ってきた、その夜のことでした。 久しぶりに強い金縛りです。ぎゅうぎゅうに締め付けられているように動けず、息も苦しい。何とかして解こうと手に力を入れた時、突然上から…

ハーメルンは、笛吹く時を狙ってる。

いつもの公園で友達と遊んでいた低学年の頃。 その日はブランコでどこまで遊べるかに挑戦していて、ブランコからブランコを渡り歩いたり、かなりクリエイティブに次はこんなことをやってみよう、と曲芸的なことをして遊んでいました。 目の前のベンチにトレ…

私も知らない世界(怖さ★)

亡くなった祖母や、夫のおばあちゃんのことを書いてみたいと思います。 介護やお世話が大変だったことは大前提としても、私は痴呆の症状に少し興味を惹かれていました。 例えば、ボケ始めてから祖母はよく「滝」を見ていました。 自分の部屋やリビングの上の…

ループ(怖さ★)追記あり

実家にいた頃のお話です。 夜、うとうと気持ちよく眠れそうになった頃、玄関を開けようとする音が聞こえてきました。遠くまで通勤していた姉が帰ってきたようです。 酔っぱらって帰ってきたのか、鍵が閉まってるドアを何度も乱暴に開けようとする音がしてい…

本当に怖いのは(怖さ★★★★

高校生の時、家の近くのコンビニでバイトしていたことがあります。 ある時、お店に私宛ての電話がかかって来ました。 「わたくし、○○病院の医師をしております××ひろしと申します。落ち着いて聞いていただきたのですが、先程お母様が事故に合い、搬送されて…

6番テーブルのお客さん(怖さ★)

カフェでバイトを始めたばかりの時のお話です。 そのカフェは駅前の地下にあり、モノトーンで落ち着いた雰囲気のカフェでした。 お客さんがひとりもいない時にテーブルのお砂糖の補充をしてまわっていると、 「すみません...」 女性の声です。もう一度言いま…

金縛り 雪女篇(怖さ★★)

金縛りを解こうと必死になっていた、とある夜。 バンッと部屋のドアが開きました。 雪女が立っています。 季節は正直覚えていないのですが、白装束に身を包み、般若のお面をつけ、長い白髪が吹雪にさらされていました。その人のまわりだけ吹雪なんです。 雪…

金縛り スーツの男篇 (怖さ★★)

金縛りネタもたくさんあるので、少しずつ書いていきたいと思います。 高校生の頃だったでしょうか。夜中に金縛りに合いました。 やだなあ、またかと思いながら足元の窓の方を見ると、スーツ姿の男が立ってる。 もちろん父ではない、知らない人です。 中肉中…

トイレに駆け込む女(怖さ★★★)

最近、10年前に起きた恐怖体験とそっくりな体験をしました。 10年前も今回も、舞台は「お店のトイレ」。 まずは10年前のことを書いてみます。 確かファミレスだったと思うのですが、個室がふたつだけの小さなトイレで、私はメイクを直していました。個室を背…

やさしい視線

10代の頃だったと思います。散らかった部屋にいたら無性に片付けたくなり、部屋の大掃除を始めました。 1時間くらい集中して片付けて、ようやく終わりが見えてきた頃。 部屋のドアは開けたまま、ちょうど廊下に背中を向けるような姿勢で雑誌を束ねていた時…

放課後のマッドサイエンティスト

放課後の教室で遊ぶのが楽しかった高学年のある日、いつもの友達数人と、いつもしているような鬼ごっこを始めたのです。 「じゃあ数えるよー!いーち、にーい!」 という友達の声に、慌ててみんな走り出しました。私だけ、教室の後ろのドアから勢い良く飛び…

恐ろしい母の顔(怖さ★★)

まだ保育園にも行ってない頃、機械設計をしていた母は在宅で仕事をしていました。CADができる前の時代なので、大きなデスクで図面を引いていました。 無心で仕事をしている母の近くで、多分大人しくおもちゃで遊んでいたのですが、ちょっと母にかまってほし…

庭を掘る者(怖さ★)

少しずつ怖い話も書いていきます。 私が二十歳くらいの頃、隣の家の方が他県へ引っ越しました。 私の実家は住宅街の中のちょっと入り組んだところにあるので、中古住宅では売れなそうだから隣の住人に土地を買ってもらった方がいいと考えた不動産屋さんが、…