恋愛でも友達でも家族でも、関係が拗れたり、苦悩を味わう根本原因はだいたい決まっています。
原因①自分が相手を「所有している」と思い込んでいるから
あなたは私の恋人なのに、伴侶なのに、親友なのに、家族なのに...
この「あなたは私のものなのに」という感情があることで、相手の言動に期待したり、自分の思い通りの態度をとって欲しいと思ってしまうのです。
そして、期待しているものを与えてもらえないと、寂しさや落胆から怒りに変わってしまうのですね。
怒りが湧くのは、一見 相手に非があることでも、根本的には私の望むように生きて欲しいという押し付けが存在していることで感情は揺さぶられているのです。
原因②決定権を相手に明け渡しているから
誰かに無理なお願いをされて、嫌な気持ちになったり腹が立つことってありませんか?
これは本当なら、丁寧にお断りするだけでその話も嫌な気持ちも終わるはずなのです。
ではなぜ嫌な気持ちになったり怒りが湧くのでしょうか。
失礼な申し出だったとしても、あなたが一切の隙もなく「やる可能性」を許可しなければ、「びっくりしたけどお断りします☺️」で済むのですが
「こんなことさせられそう」という予測だけで自分を侵害された気持ちになるのですね。
当然、社会に出ればそういうことには遭遇します。それはケースバイケースでご自分のラインを守っていく事が大切になってきますが、覚えておいて欲しいのは
あなたの人生の決定権はあなたのもの
ということです。
嫌なことを頼まれたら当然嫌なものですが、自分の決定権で線を引けてさえいれば、腹が立つこともなくなるのです。
もうひとつ、よく恋愛のお悩みであるのが「相手から連絡が来ないから身動きが取れない」的なこと。
連絡じゃなかったとしても、お相手が望むような言動をしてくれないから、続けていくべきか、諦めるのか、どうしたらいいかわからないという種類のことですね。
恋愛って当然お相手があってのことなので、相手の態度次第で自分の身の振り方が変わるというのは当然と言えば当然なのですが
実はこれも、あなたの人生の決定権をお相手に明け渡してしまってる状態です。
お相手とどうしたいかではなく、あなたがどう生きたいのか、それが大切です。
あなたがどう生きたいかは、あなたの生き方のことなので実はお相手は関係ないのです。
なぜなら、誰とどんな恋愛をするかではなく、どんな自分でいられる恋愛をしたいのかが一番大切だからです。
原因③お互いに完璧な人間じゃないんだということを受け入れていないから
対立とは、お互いに自分の正当性を主張している状態です。
あなたが正当性を主張するように、相手にも正当性があるのですね。
この、相手の世界から見たらそれも間違っていないということを受け入れるのは容易ではないかもしれません。
それならば、自分が未熟で完璧じゃないように、きっと相手もそうなのだと思うことは、先程よりも受け入れ易くないでしょうか。
✴︎自分は完璧な正しさだと思っている
✴︎相手に完璧な人物像を押し付ける
このふたつをしていないか再確認してみると、対立はほんの少し和らぐのではないかと思います。
なんかの拍子にプーチンも読んでくれますように。笑
今日も、いつも、ありがとうございます。
祥子TAROT