「人を癒したい」の罠
人を癒したい、誰かを救いたい
そのために、この体や能力、
命を使いたい。
スピリチュアルな生き方を始めると、そんなふうに思うことがあると思います。
そしてそれらを「仕事にしたい」と思うところまでが、セットになっていることが多いのではないでしょうか。
誤解を恐れずに言いますと、「人を癒したい、誰かを救いたい。そのために、この体や能力、
命を使いたい」というスタンスだと、仕事として成り立つケースは少ないです。
あるいは仕事になったとしても、望むような成果はなかなかあげられないと思います。
あなたの奥底から光のフラッシュのように湧いてくるその想いは本物です。
だけど向ける方向が間違っているのです。
湧いてくる強い想いは、あなたがあなたを救いたくて放っている光なんです。
この世界は、自分を整えればうまくいくようにできています。
人を癒したい、この力を誰かのために役立てたい、と思うのは、自分を見ないで外側の世界に投影しているに過ぎないんですね。
そのくらい強い想いで、あなたを癒したがっているあなたがいるのです。
じゃあ、人を癒す仕事で成り立っている人がいるのはなぜ?と思いますよね。
それはものすごくシンプルで、人を癒す「前段階」に答えがあります。
成り立つ人は、クライアントではなく「ツール」と向き合っている人です。
技術と向き合い、自分の扱うツールが好きで好きで仕方ない人。
アロマセラピストならアロマオイルや人体と
タロット占い師ならタロットやアートと
占星術師なら天体や歴史と
オリジナルなサイキック能力なら自分自身と
それぞれ向き合って、深めていくのが楽しくて仕方ない人は、遅かれ早かれ仕事になると思います。
だから、もしも「人を癒したい」とか「社会貢献したい」と「社会軸」のことを考えているのなら、まずはそれらのエネルギーを全て自分に費やして
その力で、あなた自身を救い出してください。
あなたの持てるすべての力を自分に注いだ時、初めて道が現れます。
仕事として成り立たないとか、お客さまが来ないのは集客や認知の問題ではないです。
宇宙は、まだ宿題が終わってない人に次の課題は出せないんです。
だけど、宿題の存在に気づけて向き合えたなら、宿題をやりながら他の課題もできるようになっていきます。
矢印はすべて自分に向けるだけでいいんですよ。
国賓というか、「宇宙賓級」のクライアントは自分です。
その人をもてなし、救い、安心させてあげることができたなら
あなたは誰のことでも癒せるのです。
自分をもてなし始めると、人をもてなすメモリが残らないことに気がつくでしょう。
そして理解がやってきます。
人を癒せたとしたらそれはただの「結果」で、しかもそのほとんどは自分ではなく「ツール」の功績だと。
実は私たちは、自分のことしか癒せないようにできているからです。
他者を癒しているとしたら、その正体は「自分が自分を癒しているエネルギー」です。
スピリチュアルを仕事にしたい方は、今日のブログをどうか何回も読んでみてくださいね✨
今日も、いつも、ありがとうございます。