謎はいつもそこに

子供の頃から自然に生活の中にまざっていた不自然なものたちのお話。

点と線

 

今さっき原田マハさんの「楽園のカンヴァス」を読み終わりました。

 

ピカソが題材の「暗幕のゲルニカ」も面白かったけど、「楽園のカンヴァス」はルソーもピカソも出てくるので、胸が熱くなりました。

 

 

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あ〜美術館に行きたい。ピカソの画集も欲しくなりました。

 

原田マハさんは森ビル森美術館の立ち上げに関わっていたり、MoMA(ニューヨーク近代美術館)に勤務していたキュレーターとしても有名な方。

 

これって、普通に考えたら「経歴を生かして小説を書いている」のですが、魂の地図は逆算で運行しているとするならば

 

「アートミステリーを書くことになるからアートの現場を体験した」

 

と見ることもできます。

 

 

note.com

 

 

 

私、ブログやnoteを始めてからすごく思うんです。

 

このために今まで絵を描いていたのかな、と。

 

 

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絵のストックがたくさんあるから挿絵には困らないんですよね。

イメージに合うものもたくさんあるし。笑

 

絵描きだけでトントン人生進まなかったことに今は本当に納得しています。

 

絵描きだけで開花していたら、文章も書いてないし占い師にもなっていないから。

 

絵は私の人生の中心だったけど、同時にひとつの側面だったんだなと思います。

 

 

続けられることも才能のひとつだけど、「これを続けて何になるんだろう」って思うことっていくらでもありますよね。

 

そういう「点」がいつしか繋がって「線」になるものだとしても、「点」を打ってる時はそんなこと全然明かされないわけで。

 

「線」になるなんて想像もつかなかったり、そもそもこれが「点」だと気づいてなかったり。

 

繋がった「点」と「線」がいつか模様を描いた時に一番最初の「点」を見れば

 

「すべてはここから始まっていたのか!」とわかるものですが

 

初めから最初の「点」の意味や価値を見出せる人なんて、どのくらいいるんだろう?

 

 

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「点」と「線」が描いた完成形を見せれば、周りの人や世間は認めてくれたり賞賛してくれるかもしれませんが

 

誰も認めてくれていなくても、自分の「点」をひとつひとつ大切にしていきたいものですね。

 

生きてるうちに天才の称号を欲しいままにできたピカソのような人もいれば、

 

大勢の人に作品を笑われて、没後なお、その価値をなかなか認めてもらえなかったアンリ・ルソーのような人だっているのだから。

 

 

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 今日の夕焼けもとってもきれいでした。

 

 

 

 

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