謎はいつもそこに

子供の頃から自然に生活の中にまざっていた不自然なものたちのお話。

「有る」の難しさ

 

誕生日の切り替え、今回はかなり凄かったです。

 

朝から心友たちや母や姉からおめでとうLINEが来て幸せな気持ちになったのですが(ありがとう!)

 

今日はなんと特に予定はなかったので、ひたすら洗濯機を回して雑然としていた洋服部屋を大掃除。

 

かなり美しく整っていい気分になったところで夫から「夕飯お祝いできることになった。どっか行く?」と連絡が来たのですが、奉仕の気持ちに切り替えてしまった後なので何も浮かばない。

 

今さら主役の感じにはなれないw

 

しばらく考えたけど「私が作るから家でいいよ」と伝えて、買い出しにバスで駅まで向かいました。

 

昨日デートしてくれた息子は今日は友達と遊びに行ったので、私はひとり駅からぷらぷら歩いて樹齢200年の桜を見にお寺へ。

 

 

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立派な桜でした〜。

そして枝垂れ桜ってなんであんなに情緒的なのでしょう。

 


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その後、本屋さんに寄ったら気になるものがあったので購入。

 

 

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これ全部折ったらパワースポット作れるのでは...?

久しぶりに愉快な気持ちになりました。

 

その後、実家近くの桜が見たかったので母に連絡してみると、なんとその時私がいた店に母もいて、その距離約15m!びっくりしました。

 

店を出てたわいもなく喋りながら歩いていたら、母はもう今日は桜巡りをしたとの事だったので一度別れて私は川沿いへ。

 

 

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加工なしで空が青い!

 

 

歩きながら、理由のわからない寂しさのようなものが込み上げてきました。

 

何に寂しいのか、どうして寂しいのか、うまく説明がつかないのですが

 

でも私のハートは無性に「寂しかった」と言ってる。そうか、寂しかったのか。

 

今回の誕生日は寂しさや「無い」という感覚がすごかったし、状況的にもあの手この手でひとりにさせられて、なんかそういう感じなんだな〜と思っていたのですが、そうか、寂しかったんだ。

 

その後実家に寄ると母から「持ってく?」とホタテをいただき、駅まで送ってもらい、再びバスへ。

 

ものすごく西日がきれいで、バスに揺られながら内側に意識を向けてみると

 

「無い」という世界を味わった結果

 

私にはどれだけ「有る」かが身に染みてわかったのです。

 

 

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私にはこんなに「有った」のだ。

 

私の手の中には、こんなにも「有る」。

 

 

ひとりで過ごす誕生日が寂しいな、という気持ちから意識が「無い」にふりきってしまっていたのですが

 

陰極まれば陽となる

 

「無い」が極まったら「有る」を心底味わえる世界に反転。

 

もはや、生きてることに感謝も涙も止まらない!

 

家族がいて友達がいて、大切な人を大切だと思えて、なかなか会えなくても会いたい人がいて、好きなようにバスに乗って出かけられて、今夜はケーキを食べる。

 

なんて幸せなんだろう。なんて基本的なことが尊いのだろう。

 

バスの中で説明できない涙が止まらない。

 

強制的にいろいろ「取り上げられた」のは、これを味わうための段取りだったのかと、宇宙の壮大なドッキリみたいで

 

こんなに幸せな誕生日はなかなかないなと思いました。

 

SNSで自慢できるようなものはひとつもないけど。

 

写真には映らない美しさっていうやつかしら。

 

 

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夕飯はハンバーグ、ホタテのカルパッチョ、ほうれん草のお浸しなどを作り、シャンパンをいただきました。

 

そんなに手の込んでないものを自分で作ってお祝い、というのもまた良くて。

 

めっちゃグラウンディングしている誕生日でした。大人になった気がする!

 

 

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忙しすぎる夫が閉店ぎりぎりで買ってきてくれたものは...

 

 

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夢のような詰め合わせ✨本当にたまらない。

 

ありがたいって「有難い」って書くんですよね。

 

「有る」ことの難しさがわかるとありがたい想いが溢れるんだなぁと

 

そんな「有る」の体験ができた日でした。

 

 

39歳になりました。

 

 

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どうなのコレ