突然ですが、幽霊っていると思いますか?いないと思いますか?
サチコ小学生の頃の落書き
ブログを始めた2年前は、主に幼少期の霊体験や不思議体験を綴っていました。
数々の体験をもってして、幽霊は存在する前提で生きてきましたが、ここへ来てひとつの仮説が出て来たのです。
それはズバリ「幽霊はいない」。
5年前に今の家に引っ越して来てからずっと、家の階段の4段目に猫の幽霊がいつも座っているんです。
幽霊はいないと言った舌の根も乾かないうちに!と思いますよね。
それが、どう見てもどう感じても、その猫の幽霊はうちのアフリカ(♀)なのです。
アフリカは生きています。アフはかわいいツンデレさんです。
なのに、霊体が階段に座っている。これは一体どういうことなのか。
家にひとりでいる時に昼寝をして金縛りになることがあるのですが、たまに夫が起こして助けてくれます。
もう一度言いますね。
家にひとりでいる時に昼寝をして金縛りになることがあるのですが、たまに夫が起こして助けてくれます。
意味がわかると怖い話かーいw いえいえ、怖い話ではないです。
金縛りが解けると、夫はどこにもいないです。それは当然、仕事へ行ってるのだからいるわけがありません。
だけど時々「さっちゃん金縛りにあってるよ!起きな!」と言って起こしてくれるんです。
金縛り中に「ただいま〜」と言って部屋に入ってくるものの、待てど暮らせど助けてくれないこともあるのですが、まあ彼にも彼の都合があるのでしょう。
さて、もちろん夫は生きてます。愉快な人です。
ではこれは一体どういうことなのか。
父が亡くなってから一度だけ、切ない夢を見ました。
夢の中で私は建て替える前の実家に暮らしていて、夜なのでしょう、パジャマ姿の祖母が電話に出ています。
祖母は受話器を手で押さえたまま少し困って笑い、小声で「私じゃなんて言ったらいいかわからないからさっちゃん代わって」と言いました。
その仕草や表情はとても懐かしい祖母で、そんな在りし日の姿で受話器を渡してきました。
「もしもし?」
「ああ、サチコか。俺」
父でした。夢の中の父はまだ闘病中で、入院している病院からかけてきていました。
「俺は...どうしたらいい?わからなくなってきて...」
生きている間には最後まで見ることはなかった、弱気な父でした。
電話を私に託して安心した顔の祖母は、足が少し悪いのでひょこひょこ廊下を歩いて自分の部屋へ戻って行きました。
私が実家にいた頃に毎晩見ていた、部屋へ行く祖母の歩き方と後ろ姿。
すべてが甘く懐かしく、どこか薄暗く、とても夢とは思えない現実感。
私は父をなだめ、励まし、電話を切りました。
この夢は、祖母と父の幽霊が出てきたということかと言えば、少し違っていて。
生きていた瞬間の彼らがいる場所にいた、というニュアンスなんです。
もう少し詳しく書くと、自力で部屋まで歩けていた祖母と、入院した父は同じ時間軸にはいないんですね。
父が入院していた頃、祖母はもう他界していますから。
そして夢を見ている生きた私も、同じ時間軸にはいません。
祖母の次元と、父の次元と、肉体を持つ私の次元
その3つの次元が、受話器を通して交差していました。
この影のように。
瞬間瞬間、私たちは生きているのと同時に死に続けています。
細胞レベルだったり、エネルギーだったり、思想だったり
今この瞬間の自分はその一瞬後にはもう存在せず、逆説的には一瞬一瞬の自分は永遠にそこへとどまり続けているわけです。
それは情報であり幻であり光であり、無であると同時に有なのです。
エネルギーの世界には、時間は存在しないと思っています。
理由のひとつとして「過去」というエネルギーに接触することも可能だから。
つまり幽霊というのは、
そこの瞬間にとどまっている瞬間のその人(本人)か、
そこに存在していた情報(過去)、
もしくはいつかそこに存在するかもしれない情報(未来)
なのではないか思うのです。
なぜ未来まで入るのかというと、自分というエネルギーは先程の「受話器」のような中継点にあたるからです。
中継点を通して、過去も未来も現在も繋がっていますよね。
そしてレイヤーのように幾重にも重なった「現実」は、時間軸以外にも多岐に渡るわけです。
そうなった現実、そうなりそうだった現実、そうなりかけた現実、そうなりそうでならなかった現実、そうなりかけてこうなった現実、そうなりかけてこうなったかもしれない現実、と数え切れない現実が存在する..かもしれない。
だいぶ頭がおかしくなってきましたね。笑
さらにそれ以外に「自分」も何種類かいるわけです。
肉体を持つ本体、意識、魂、ハイヤーセルフ(高次の自己)
守護霊も含めていいなら、一人二人ではありません(その辺はまた改めて)
ちょっとかけ算してみましょうか。
時間軸 「3つ」(現在、過去、未来)
×
現実 「無限大」(そうなった現実、そうなりそうだった現実、そうなりかけた現実、そうなりそうでならなかった現実、そうなりかけてこうなった現実、そうなりかけてこうなったかもしれない現実...and more)
×
自分 「4人」(肉体を持つ本体、意識、魂、ハイヤーセルフ)
3×無限大×4 = これだけの組み合わせの自分が存在していたら、どうでしょう?
私を金縛りから助けてくれる夫は、その膨大な中のひとりなのだと思います。
階段にいるアフリカは、未来の彼女かもしれないし、なんだか中継点のような感じもします。
これを書いている時、息子のお友達のママから電話が来ました。
「あの、着信いただいてたみたいで...」
私も息子もかけていません。
「えー!確かに表示されていたのに!」
電話の向こうで息子のお友達が「怪奇現象だ怪奇現象っ!」と騒いでいました。笑
どこかの次元の私がかけたのかもしれませんね。
世の中わからないことだらけで面白い。
書きたいことはまだまだありますが、今日はこの辺で。
謎はいつもそこに。
テーレッテレー!