私が愛用しているデジタル一眼レフは、1年くらい前に父から貰ったものです。
「カメラ買いたいけど、どれがいいかわからないから一緒に選んで欲しい」
と言ったら、
「いいけど... それなら一台やろうか?」
と言って、コレクションの中から譲ってくれたのです✨
譲ってもらってからは、猫や息子を撮って練習していました。
カメラがいいのでそれなりに撮れるんですが、まだまだ未知の機械で、全然使いこなせていませんでした。
それが不思議なことに、父が亡くなってからカメラのことが急によくわかるようになったのです。
シャッターを押して画像をチェックするとイメージと違う写りなのはよくあるのですが、今まではどこの設定をどういじったら変わるのかが手探りでとても時間がかかっていました。
それが今、画像をチェックした瞬間に
「露出はこう、シャッタースピードはこう、色温度の数値をこのくらいに」
と瞬時にやるべきことがわかるようになってるんです。
で、その通りにささっといじってもう一度撮ると、誰が撮ったのって思うくらい、うまく撮れてるんですよね。
父は雪山と花と家族を撮ることが多かったのですが、私は花を写す時が特に、自分に何かが宿ってる感じがします。
雨上がりの百合
ちょっと前までこんな風には撮れなかったんだよなあ。
うん、気のせいじゃないと思います。
そういえば、祖母が亡くなった後は和食の腕が上がったことを思い出しました。
おもしろいですね。
受け継いでると言うより、私の中で祖母や父が生きているんです。
愛は無限、魂は永遠。
どうやらそれは本当のようで。
料理をしている時、ファインダーから被写体を覗いている時、
動いて、喜んで、確かに自分以外の存在が重なっている感じがするのです。
私の体をシェアしてるような、不思議な感覚。
楽しい喜びの中で存在を感じられるなんて、幸せだなって思います。
Life is art.
見えないものとのクリエイティブなコミュニケーション、それがアートであり、
私の世界なのです。
2015 「5月の風」
私の世界シリーズ、長々読んでくださってありがとうございました✨
ここに書いたことで、気持ちが整理されてとても元気になりました!
また新たにエピソードが生まれたら、書きたいと思います。
それ以外のブログのネタはまだまだいくらでもあるのでw、引き続きこの謎ブログをよろしくお願いいたします\(^o^)/