翌日、地下鉄の烏丸線とバスを乗り継ぎ、鞍馬寺へ向かいました。
鞍馬寺は金星からやって来たサナートクマラが降り立ったと言われている場所。
都心部より冷たくて凛とした空気が、ここが「浄域」なのだと物語っているよう。
階段を登ったところにいた阿吽の石像を見て、急に猫たちが恋しくなりました。
アポロ〜
アフリカ〜
鞍馬寺は、月(千手観世音菩薩)・太陽(毘沙門天王)・大地(護法魔王尊)
の三身一体尊天。
この大地を表す護法魔王尊が、サナートクマラと言われています。
ケーブルカーに乗って鞍馬山の中腹あたりまで行き、あとはひたすら歩きます。
このあたりでそろそろ理解する私。
これは...わりとガチめの登山だぞ...(歩きやすい靴で本当によかった)
そして本殿に到着、何度も画像で見たことがあるダビデのパワースポット!
ここはとても気の抜けがいい場所で、スコーン!と空と繋がっている感じ。
明るくて、意外と柔らかな波動。「宇宙と繋がる」と言われているのも納得。
息子にリクエストされていた鞍馬寺の塗香(ずこう・お清めの粉末のお香)を買い、ここからさらに奥の院 魔王殿を目指します。
鞍馬寺は源義経所縁の山。まだ牛若丸だった頃に修行したことで有名だそうです。
こちらは背くらべ石。義経が奥州へ下る際、名残を惜しんで背くらべをしたそう。
この写真、何度か記事を読み直す度に横向きになったり縦向きに戻ったりするのですが。。。
時々休憩して息を整えないと、運動不足の体にはきつい。
歩いていて思ったのは、高尾山と比べると全然鳥の声がしないということ。
木の根道
森の生き物も魔王に失礼のないよう、静粛に過ごしているのではないか。
そんな風に思ってしまうくらい、生き物の声がしないのです。
何かが、息を潜めている気がする。
山道をひとり歩いていると、ひんやりした空気の中、霧が湧いては流れていきます。
小学生の時に衝撃を受けたシューベルトのオペラ「魔王」を思い出しました。
お父さんにおんぶされて夜の森をゆく子供が「お父さんお父さん魔王がいるよ」と背中から必死に訴える歌です。
「枯葉のざわめきさ」とお父さんは歩きながら答えるのですが、「お父さんお父さんやっぱり魔王がいるよ」と鬼気迫る子供のセリフが繰り返されます。
最後、森を抜けた時には背中の子供は...という強烈な歌。。
少し心細くなって、八王子の賑やかな森が一瞬だけ恋しくなりました。
この山の鳥たちは一体、どこにいるのだろう?
そしてようやく辿り着いた魔王殿。
ん?
んん?!
めっちゃ清掃してる?!
波動が完全に町内の清掃活動の日!
なんか、ちょっとお参りするのも気が引ける気迫で...
ほうきさばきが素早すぎてブレてるのわかります?w
本気の清掃でしたね。
ここへ来るまでの「魔王感」がすごかっただけに拍子抜けしましたが、
でもここの魔王が少しシャイで綺麗好きなことは伝わってきました。
逆レインボー
とにかく、ここへ無事に来ることができた。言葉にできない達成感でした。
生き物のような木。魔王の森。
この写真を撮るために下り道で立ち止まると、足がやばいくらいカタカタでww
もう膝が爆笑してましたね!🤣
next꒰•̫͡•ོ꒱
美味しい京都♡
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