きもの心
半分仕事、半分遊びで上野・浅草へ。
お友達が韻松亭のランチを予約しておいてくれたので、彼女にも着物を着せて、着物でお出かけしました。
上野公園に入ってすぐ、遠目から見ても普通じゃないパワーを感じる木を見つけました。
無性に「この木、撮らなきゃ!」と急き立てられ、カメラを取り出しました。
人も多かったので、あと一枚だけ全体を撮って韻松亭へ向かったのですが、家に帰ってから写真をPCでよく見てみたら、すごい光が写ってました✨
ふたつの木がひとつになったような、不思議なツインの木。
こちらに向かって心を開いてくれています。
光を見せてくれてありがとう!
元気をもらいました。
韻松亭は見晴らしのいいカウンター席で、上野の景色と、目の前の木に遊びに来る鳥がよく見えました。
お料理はひとつひとつ丁寧に作られていて、和食文化の素晴らしさに改めて感動。
これ、外国の方も楽しいでしょうね。ひとつひとつ味が違う小さな世界。
煮びたしのナスの上に乗ってる小さなパプリカですら、めちゃくちゃ美味しかったです。また行きたい💓
韻松亭を出た後、すぐ隣にある花園神社へ立ち寄りました。
レンタル着物を着た台湾人のカップルが嬉しそう。
ん?やたらカップル多いけどなんで??と思ったら、縁結びの神社なんですね〜。
この鳥居の道を進み、本堂へ抜けると、やたらハッピーな波動を感じました。
本堂には対になったお狐様が祀られていたのですが、普通は神社で感じることのない「ラブリーさ」が溢れていて驚きました。
神社なのに、波動がめちゃくちゃラブリーなんです。
ラブリーって言葉が一番しっくりくるんです。
そしてそのラブリーさは、ハートにダイレクトに響いていました。
こんな神社もあるんですねえ。
その後は浅草へ行き、仲見世通りを物色してから浅草演芸ホールで落語鑑賞。
落語なんて初めて観たけど、ものすごく面白かった!
入場料を払ったら好きなだけ居ていいんです。
噺家さんは次々いろんな方が出て来て、全員違う芸風だから、いくらでも観ていられちゃう。
これ近所にあったらやばいな。仕事ない日は一日中居ちゃいそうw
そんな、着物でお出かけdayでした。
着物ワークショップをやっていると、「着られるようになっても、一人で出歩くのはハードルが高い」という声をよく聞きます。
見ず知らずの着物に詳しいおばさまに、いきなり叱られるんじゃないか。
変な着方をしてると思われるんじゃないか。
そもそも、着物姿ってちょっと恥ずかしい。
それならば、みんなで着れば怖くない。
というわけで、まずは着物でお出かけを体験してもらいたいなと思い、5月にお寺への遠足を企画しているのですが、私が普段、着物を着ていてどんな感じなのか、少し書いてみたいと思います。
着物で出歩いてると、年配の女性から特に好意的な視線を感じます。
あら素敵ねえ、なんて声をかけていただけることもあります。
ダメ出しされたことなんてないし、むしろ、人が無意識に放つマウンティング・アタックみたいなものは、着物だとほとんど飛んで来ません。笑
普段着感覚で着ていても、やっぱり華やかなんですよね、着物って。
洋服に換算すると、ドレスに近いんだと思います。
だから人によっては「ちょっと恥ずかしい」という気持ちが湧くのかな。
だけど着物は日本の民族衣装であり、野良仕事から冠婚葬祭までOKのパーフェクトウェアです。
そんな民族衣装を着てるだけなんだけど、ドレスを着てる気分も味わえる。
だから「ふだん着物」を楽しむってことは、普段からドレスを着ることにもなり、
普段からドレスを着ることを「自分に許す」ことにもなる。
それってものすごい自己肯定なんじゃないかと思うんです。
普段から「自分は美しく着飾るに値する」と認めることなんだから。
それと、着物を着せてもらうことって、ほとんどの人がお母さんやおばあちゃんにしてもらった経験があるんですよね。
かわいいねえ、こんなに成長したんだねえ、って七五三の時に着せてもらったり。
私のワークショップに全力で協力してくださってる、ラブズキモノの美行さん。
美行さんに試着で着せてもらうと、その辺りの記憶の琴線に触れて泣いてしまう方もいるのですが、 それは「大切に愛された記憶」なんですよね。
かわいいねえ、かわいいねえって家族に愛された記憶。
いつも自分のことは後回しで頑張っている心が、癒されて涙がこぼれる。
そんな人を見ると嬉しくなります。
日常で着物を着なくても、その一瞬、愛されてた自分を思い出して、また毎日の生活に向かっていく。
着物って、そんな素敵なものなんです。
...というワークショップのステマ!!!!!
油断してるとうっかり洗脳されるので気をつけてくださいね♡