以前、英国王立美術家協会のパーティーで隣の席になり意気投合した、書家の白圡芳鶴さん。
21世紀国際書展にて「自由民主党総裁賞」を受賞しました〜とお知らせをくださったので、遥々横浜へ行ってきました。
書の世界は全く馴染みのない私ですが、会場に入ってすぐ「これはグラフィティのようなものなんだ」と理解しました。
読めないので、感じるしかないんですよね。
何となくこれは好き、これは波動が優しい、と そんな感じで見ていたのですが
白圡さんに「こういうのってだいたい読めるんですか?」と聞いてみたところ
「読めないものも勿論あるよー」と笑ってから、
「書を見る時は全部見ようとすると疲れちゃうから、パーッと見て『これは好きかな』っていうものだけ選んで見ればいいの。素通りしちゃうやつはもう見なくてよくて、好きかな〜って思ったものを眺めて、その中から一文字だけわかる字を見つけて、この人はこの字をこんな風に書くんだな〜って捉えればいいの☺️」
お師匠さんに一番初めにそう教えてもらったと教えてくれました。
やっぱりアートは「考えるより感じろ」ですね。
そんな白圡さんが今回受賞した作品はこちら。タイトルは「ピエロ」
どんな作品もそうですけど、やっぱり実物の迫力ってすごいですね。
この「ピエロ」の前にいるとエネルギーがどこまでも拡張していくような、何だか大草原にいるような清々しさを感じました。
ちなみにこの「自由民主党総裁賞」って安倍さんが選んだ賞ってことですけど、 安倍さんも作品を出品されてましたよ。
政治家って書の腕前すごい人が多いんですよね。育ちの良さですね。
↓良かったらどうぞ。小渕優子さんのとか好きです。
白圡さんのもうひとつの作品は「猫」
墨を8種類も使って書かれているそうです。その中には1年以上寝かせた墨もあるとか。
この作品はすごくおしゃれだな〜って思いました。猫に読めるし猫にも見える!
あまり馴染みのなかった「書」の世界ですが、とっても面白い体験でした✨
そしてどうせ横浜に行くのなら他にも展覧会に行きたいなと思い...
バンクシー展へ!
続く!