嫌なことや苦しくなるような問題に出くわした時、実はその問題はマトリョーシカみたいになっていることが多いです。
例えば今、対人関係の悩みがあったとして
以前こんなふうに嫌な思いをした出来事があったかなと記憶を辿ると高校時代に友達と揉めたことを思い出したり
さらに遡ると小学生の時に仲間はずれにされたことが出てきたりします。
これは一つの例えですが、つまり今起きている対人関係をなんとかしようとするより
一番根源的な「小学生の時の仲間はずれ」を癒してしまえば
「高校時代の揉め事」も「現在の対人関係の悩み」もオセロがひっくり返るように解決してしまうことってあるんです。
解決というのは問題が問題じゃなくなること。
これは一例ですが「小学生の時の仲間はずれ」にアクセスしてカードを引いてみると「魅力」というカードが出たりします。
ただ魅力的だっただけ。出る杭だっただけ。
意地悪って基本的に妬みが根底にあるので、可愛い子はいじめられるって昔からよくあることかもしれませんが、いじめられた人からすると自分が「ダメ」だからいじめられたと思うもの。
自分が「いい」ものだからいじめられたとは思わないわけです。
「ダメ」だから。みんなと同じようにできないから...。
そんな思いが「高校時代の揉め事」でまた自分を否定して責め、それが積もって「現在の対人関係の悩み」まで重苦しくなっているんです。
そもそも自分が「いい」ものだから起きたことなのだと過去に遡って書き換えられると、自ずとその後の問題の見え方も変わってくるもの。
そう、過去は変えられる。
いつだって取り出して癒すことができるんです。
そしてそんな過去へ遡ってみた時に、わんわん泣いてるインナーチャイルドを見つけることはよくあることなのですが、
実は
問題が起きたそのお相手もわんわん泣いていることもあるのです。
それは散々あなたを苦しめた人かもしれないし、とにかく意地悪だった人かもしれませんが
その人はどうにもならない気持ちを抱えてわんわん泣いているのです。
その人をそこまで傷つけたのはあなたかもしれないし、その人の親や他の誰かかもしれませんが
とにかくあなたが傷ついたあの時、お相手もずいぶん傷ついていたようです。
過去の自分を抱きしめながら、そのお相手も抱きしめてあげられたなら
少しずつみんなが良くなっていけるかもしれません。
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