よく晴れた春の日差しが気持ちいい日、私は用事を済ませ、バスに乗ろうとしていました。
田舎なのでバスは丁度いい時間のものがなく、そのまま待つのもイヤだったので、バスが通るルートを歩いて進んで丁度いいバス停で乗ろうと思い、歩き出しました。
しばらく歩いて行くと大きな橋に差し掛かります。
車ではよく通る場所だけど歩いたことはなかったので、新鮮だなあと楽しくなってきました。
楽しくなってきたら、なんだかハートが開いて全部のチャクラが開いたような、自分が一本のチューブになって宇宙と大地と全部繋がったような、そんな気持ちになった時
橋の上からふと下を見てみたら、川沿いの小さな畑で農作業しているおじいさんやおばあさんがいました。
その時の私は「目」で見えるものが全く視界に入らず、「エネルギー」だけを捉えたので、
彼らがただただ 畑と愛し合ってるようにしか見えませんでした。
それはもう草むしりや耕す行為がセクシャルに見えるほど、彼らがどれだけ畑の作物を愛し、愛されているか。
土の中に混ざり合う彼らのエネルギーはまるで泳いでいるようにも見え、
その純粋なエネルギーに、私はしばらく見惚れてしまいました。
これは、ちょっと前にオーダーで描いた絵です。
左右を変えるとまた違った絵になります。
オーダーしてくださったのは、性産業の裏方で毎日身を粉にして働いている方。
身体中に魔除けをつけて日々戦っているから、家に帰った時に癒されて安らげる絵をお願いしたい。というオーダーでした。
チャネリング的に描いてるので、どんな絵が出てくるのか未知だったのですが、
描きながら私は、自分の中で性のブロックが消えていくのを体感しました。
そのブロックとはトラウマ的なものではなく、絵描きとして「性を表現すること」。
性的な作風や描写は見るのは別に大丈夫なんですが、自分がそういうものを描く気にはなれなかったブロック。
「性エネルギーの本質」にアクセスすることで、それまでの価値観が崩壊した瞬間でした。
性エネルギーの本質って、こんなにファンタジックなんだ。
恥ずかしいものでも、汚らしいものでも、笑われるものでもない。
エロいものですら、ないのかもしれない。
それで、こんな絵が出来上がりました。
依頼者さんが従事している性「産業」は、本来の性とはかけ離れた世界。
毎日魔除けをつけていないと乗りこなせない世界なんです。
だから、うまくエネルギーを調整して頑張れるように、毎日癒されてリセットできるものをお渡しできたら!と思いました。
橋の上から農作業の光景を見たあと、歩きながら見えたのは全然違う世界でした。
うまく説明できないので、たくさん絵を描こうと思います♡
目で見える世界と、本物の姿は、全く違うものだったりしますね。
セクシー女優と、農作業している老人。
本物の性エネルギーがどちらにあるかなんて、目で見てもわからないかもしれないね。