今日、1ヶ月間お預かりしていた亀たちが飼い主さんの元へ帰って行きました。
亀にまつわる、祖母から聞いて心に残っているお話があるので、短いけど書いてみます。
子供の頃、祖母のお兄さんが庭の池で亀を飼っていたそうで、8人兄弟の中でも仲が良かった祖母とその兄は、よく庭で亀を眺めて遊んでいたそうです。
ある時、庭で薪割りをしていたおばあさんが、池の縁にいた亀を薪だと勘違いして、むんずと掴み、思いっきり斧を振り下ろしてしまったのです!
祖母と兄は深く悲しみながら、庭の隅に亀を埋めてあげました。
するとしばらく経ってから、その場所から植物が生えてきて、見たこともないきれいな白い花を咲かせたそうです。
誰もその花の名前を知らなかったので「亀割り草」って名付けたのよ、と言っていました。
こんなお花??
どんなお花だったのでしょう?
亀割り草なんて、粋な名前をつけたものだと思いました。
今とは違う、空気と時間が流れていた時代だったのでしょうね。
今から90年ほど前のお話でした!
ちなみに、中段右のおばあさまが亀を割った本人であり、また、橋本雅邦の妻です。
亀ってかわいいですよね。すきです。