謎はいつもそこに

子供の頃から自然に生活の中にまざっていた不自然なものたちのお話。

キラキラと光るもの

 

4年前キッズアクセサリー屋さんをやっていた頃に、私の作ったものを見て「何か」を感じ、ご自分用にブレスレットを買ってくださった方がいました。

 

 

キッズアクセサリーは、私の中に確かにあるのに言語化できない、

 

「懐かしい世界」

 

を形にしたもので、とりとめのない「それ」を忘れないように作っていました。

 

 

ブレスレットを買ってくださった方はその後、私がタロットを始めたら受けに来てくださるようになり嬉しいご縁は続いているのですが、この間カバンからその懐かしいブレスレットを取り出し、

 

「ゴムが伸びきってしまったので修理をお願いできますか」

 

と言われたのです。

 

 

慌ただしい日々ですぐ修理に取りかかれなかったのですが、ようやくブレスレットと向き合えた時、懐かしい自分に会えた気がしました。

 

 

私はずっと夢中で進んで来たけれど、あなたも同じだったんだね。

 

 

そんな気持ちで伸びきったゴムにはさみを入れ、ビーズをバラバラにして流水で洗浄しました。

 

ビーズは、キッチュなプラスチック製。

 

ガラスビーズやアンティークビーズや天然石をあえて使わないのはこだわりでした。

 

好き嫌いとか美しさの基準ではなく、私が覚えていたい「とりとめのない世界」を思い出せる色や光り方がプラスチックビーズにしか感じられなかったから。

 

(普段、自分が使うアクセサリーはガラスビーズや天然石のものは大好きです。)

 

 

 

ビーズは流水で洗ったあと、セージで浄化。

 

そして新しいゴムに繋いでいくと見違えるように生き返りました。

 

 

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本当に「キッズアクセサリー」なんですよねえ。

 

だけど私はこれを通して別の場所にアクセスしていて、それを感じとってくれた彼女は何年も大切に使ってくれていたんです。

 

 

もう作らなくなって何年も経つのですが、私よりも私が作ったものを大切に扱ってくれていた彼女が大切なメッセージをくれた気がします。

 

 

前へ前へ、進むことは大事。

 

だけど最初のこころは忘れないで。

 

 

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