謎はいつもそこに

子供の頃から自然に生活の中にまざっていた不自然なものたちのお話。

今更だけど男性性と女性性

 

スピリチュアル界隈でよく目にする「男性性と女性性」について、わかるような わからないような...という方は意外といるのではないかと思います。

 

例えば「豊かな女性性」と言われたら、何を想像しますか?

 

 

美しくてセクシーな女神、ゴージャスな衣装を身につけた女性。

 

薔薇、優雅さ、美しく着飾ること。

 

 

そういうイメージは強いですよね。

 

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だけど女性的なファッションでセクシーに振る舞うことが「女性性」だとしたら、一部の人たちだけの、ものすごく限定的なものですよね。

 

女性性って本来誰にでも備わっていて、もちろん男性にも備わっているもの。

 

と考えると「あれ?」ってなってきます。

 

 

あくまでも私の解釈ですが、「女性性」って一言で言うと「受け入れること」。

 

もう少し言葉を足すなら「感じ切って受け入れること」。

 

 

きちんと自分の感情に気づき、認め、その上でそれらの手に余るものや現実も受け入れて消化するエネルギー。

 

自分のことも他人のことも気づいてあげて受け入れる人を見かけると、

 

「女性性が豊かだな〜」と感じます。

 

 

だから優雅で女性的な見た目でも全然「女性性」を感じない人はいくらでもいるし、その逆もまた然り。

 

(「女性性」と「女性的」がごっちゃになっている表現も時々見かけます。

まあ...難しいところですよね〜)

 

 

では男性性とは何かというと「具現化する力」なんですね。

 

 

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「男性性と女性性の統合」というワードもよく見かけると思いますが、これもちょっと違和感を覚える言葉で。

 

まるで「男性性」と書かれた風船と「女性性」と書かれた風船が別々の場所に飛んで行ってしまってるから、早くどっちも回収して!みたいな任務を課された気持ちになりませんか?(私だけ?)

 

そこで、これまたよく見かけるこちらを見ていただきたいのですが、

 

 

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男性性と女性性は、このように分離していません。

 

隣り合ったものなので、その「統合」という言葉にひっかかってしまうと見失います。

 

この図を踏まえて先ほど書いた「男性性と女性性」について改めてご説明すると、

 

 

 

冷房が寒いな、冷えるのつらいから嫌だな、止めて欲しいな(女性性)

 

「すみませーん、冷房止めていただけますか?」(男性性)

 

 

これが男性性と女性性が統合してる状態。

 

感じきって受け入れて、具現化する。これだけ。

 

冷房が寒いと感じて、快適になるために店員さんに冷房を止めてもらった。

 

それだけのことなのですが、本当にそういうこと。

 

 

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つまり「女性性」とは、まず自分の気持ちをしっかり汲んであげて、つらいところはないか、無理してることはないか、感じてあげる力。

 

自分が自分のお母さんになること。

 

そうして大事な自分のために行動を起こせる力が「男性性」。

 

自分が自分のお父さんになること。

 

 

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確かに、男性性と女性性がうまく統合されてない状態はあります。

 

バリバリ働いて獲物を捕ってくる世界では、自分の細かい痛みにいちいち付き合っていたら仕事が成り立たないので「自分の気持ちに気づき、受け入れる」女性性は弱くなります。

 

だから家庭や家族を回していくためにひたすらサポートに回っているような「良き母」タイプさんで女性性が弱ってるパターンも全然あるんです。

 

「家庭を回す」具現化の力(男性性)が働きすぎてついつい無理を重ねてることに気づいてなかったり...。

 

一見「良き母」なのでイメージだけでは女性性が強そうに思いますが、見た目や役割だけで捉えようとすると、この世はわからないことだらけです。

 

 

女性性だけが強いと、自分が感じたことに敏感に反応できるけど、それを相手に言えない、我慢する、嫌だけど現状維持などになりやすいかもしれません。

 

より良くなる方向に向かえなかったり、過去に生きてしまったり、自分のために境界線を引けなかったり。

 

男性性と女性性のバランスが取れてるとこの図がうまく回転するので、現実が豊かに変わっていけるのです。

 

 

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このように陰陽どちらも同じ大きさなので、どちらかが弱いor強い時期はあっても、基本的に誰でもバランスは取れているもの。

 

そして精神世界だけじゃなく「男性性と女性性」とは実際にテストステロンとかエストロゲン、あらゆる種類の「ホルモン」が関わっていることなので、こうして書いているのは本当にざっくりしたところだけなのはご了承ください。

 

 

「男性性と女性性を統合」という仰々しい言葉に惑わされず、踊らされず、

 

自分に優しく生きて、人の役に立つことをして生きていきたいですね。

 

 

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