今年は作家の赤坂真理さんと深く関わらせていただいた一年でした。
新春対談のスタイリング&着付けから始まり、
石牟礼道子さんの追悼イベント、
プライベートのスタイリング、
関西大学での講演会の衣装と、
たくさんお仕事させていただきました。
イベントの趣旨、会場となる場所の雰囲気、どんな場で、どんな世界にしたいかを確認してから着物を探すのですが、毎回必ずぴったりなものが見つかるんです。
これは私の特技でもあるんですけど、いつも護られて導かれてるなぁと思っていました。
というのも、イベントの4日前くらいにお話が来たりするので、衣装の手配が間に合うかドキドキなんです。笑
着物の仕事は一年前に手放したのですが、手放したら盛大に加速して帰ってきました。
辞める気なんてさらさらなかった弓には行けなくなり、スパッと辞めようとした着物の仕事は大きくなって帰ってくる。面白い。
手放すことの妙味はこういうところにあります。
本気で手放せる境地に達した時、
本当に必要なものなら大きくなって戻ってくる。
着物の仕事についても、タロットで何度も占いました。
これがですね、毎回「慈善事業だと思ってやれ」って出るんです。
人のために動け、尽くせ、これは慈善事業なのだと。
それならば慈善の心でやらせていただこう。
喜んでもらえることに身を捧げよう。
もちろんそんな風にも思います。
ですが、それ以前に真理さんを美しくすることに使命感を覚えるんです。
それは、美しく在ることが彼女の使命でもあるからなのですが、
何だかこれは母心なんです。
晴れの日を華やかに彩ってあげたい。
あなたは愛されてここにいる、大切な存在なんだよと。
そんな彼女は安定のブレなさで、もう2019年の光も見え始めてる新年目前に
「大晦日にイベントやるんだけど、聖母マリアのイメージで白い衣装が着たいの♡」
い、今から?!笑
でも、きっと今回も大丈夫!
何度もブログに書き綴っていますが、この謎人生に突入してからたくさんサポートしてくれているのが聖母マリアです。
真理さんも子供の頃から聖母マリアにご縁があって、テーマだと言う。
「えっ、さっちゃんも?」
「えっ、真理さんも?」
その時ようやく、この一年のお仕事の意味がわかった気がしました。
これは、いえ、これも、聖母マリアの導きだったのかと。
今日、餅つきへ行く前に衣装を探しに出かけると、白い着物はいいものが見つからず、とても鮮やかなブルーの着物を見つけました。
古き時代、ラピスラズリの顔料は聖母マリアの衣服を描くのに使われました。
きっと、青いマリアなんだ。
素敵なマリア・ブルーの着物を手に「白ではなく青のようです」と真理さんに伝えると面白がってくれたので、すんなり決まりました。
ふと横を見るとダビデの六芒星のような模様の帯も売られている!
やったー!これで完成だー✨と、ホッとして餅つきへ向かいました。
最近また聖母マリアに会いに行きたいとずっと思っていたのですが、どうやら明日・大晦日に会えそうです。
そのマリアは、青い着物に身を包んでいるはず。