謎はいつもそこに

子供の頃から自然に生活の中にまざっていた不自然なものたちのお話。

人間っていいな

 

 

 

昔「アミ小さな宇宙人」を読んだ時は、おもしろいと思いながらも途中までしか読めなかった記憶があるのですが、最近になって三部作だったと知り、2と3を無性に読んでみたくなったので購入しました。

 

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簡単にご説明すると、ペドゥリートという少年が宇宙人アミに出会い、宇宙のことや愛について教えてもらうお話です。

 

読み進めていくと、私の中でどんどん「今生ではない記憶」が蘇っていくのです。

 

これまで見てきた夢と共通する情景が、これでもかと出てくることも引き金になっていた気がします。

 

 

funcyqutton.hatenablog.com

 

 

funcyqutton.hatenablog.com

 

読み進めていくうちに「青い肌の人」も登場しました。

 

 

funcyqutton.hatenablog.com

 

 

読めば読む程、脳内がえらいことになっていく。

でも続きが気になるから読み進めてしまう。

そしてどんどん記憶が蘇る。

 

 

そう、宇宙人だった時の記憶が。

 

 

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そんな体験をしながら、3冊目がもうあと少しで読み終わるところで、その日は用事があったので出かけていました。

 

初めて降りる駅は、とってものどかな小さな駅。

 

用事を済ませ、おなかが空いたのですぐ近くにあったファミレスに入り、読み終わるまでここに居ようと決め、ドリンクバーも追加。

 

 

読んでる間、また記憶の揺さぶりが起こります。

 

やっぱり知っているような人達も出てきます。

 

そしてラストまで読み終わり、店を出ました。

 

外はいい天気で春みたいに暖かく、下校する小学生たちもちらほら歩いていました。

 

 

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アミの本が本当か作り話かなんてことはさておき、私に起きている記憶のシャッフルみたいな現象はなんなんだろう?

 

私に起きていること、もはや当たり前の日常となっているシンクロとエンジェルストップ(なぜか起こる強制ストップ)。

 

ひたすら書き続けている見えない世界のこと。

 

一貫して書いているのは「見えないものを信じて」ということ。

 

誰に向かって言ってるんだろう?

 

 

 

自分に?

 

 

 

のどかな景色、平和な午後。

 

歩きながら、私は思い出してしまいました。

 

 

 

 

家族をやってみたくて、友達をやってみたくて、学校に行ってみたくて、絵を描いたり、いろんなものを作ったりしてみたくて、使命じゃない仕事もしてみたくて、結婚してみたくて、子供を産んでみたくて、争いに巻き込まれたくて、悩んでみたくて、苦しんでみたくて、悲しんでみたくて、怖がってみたくて、喜んでみたくて、色とりどりのパッケージに入ったコンビニのお菓子を食べてみたくて、おもしろいものと恐ろしいものが渦巻く街を見てみたくて、何かを所有してみたくて、地球の、日本にやって来たということを。

 

 

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全部自分で決めてきた。

だから親の魂の人は「親役」をやってくれていて、息子の魂の人は「息子役」をやってくれてる。

 

全部、私がそれを望んだから。

 

もう、説明不能な感情で、歩きながら涙が止まらなかったです。

 

 

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私、昔から「本当に欲しかったものを買った人」を見ると胸がいっぱいになるという変な性質があって、それは知らない人でも、テレビの中でインタビューされている人でも同じなんですけど、嬉しそうに紙袋を持っている姿がたまらなく胸を打たれるんですね。笑

 

喜びのエネルギーと、ハートがぴょんぴょん飛び跳ねる感じ。

 

それが「誰かのために買ったもの」だったりするともう泣きそうになるんですよ。

 

例えば、ケーキ屋さんの紙袋を持っている夕暮れのサラリーマンとかね。

たまらないわけです。

 

 

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宇宙の進んだ文明の中では、所有がないそうです。

 

みんなで分け合う、共有し合うことが当たり前だから所有する必要がないと、アミが言っていました。

 

そう、だから所有してみたかった。嬉しそうにみんなが持っているあの紙袋を、私も持ってみたかったんだ。

 

 

 

そしてその日、私の手には「ずっと欲しかったものが入った紙袋」がありました。

 

必要なものはネットで買えるし、なぜか貰えるし(笑)、あまり物欲がないので滅多に買い物には行きません。

 

でもこの日は私にとってはめずらしく、わざわざ電車に乗って欲しいものを買いに来たのです。

 

だから紙袋を持っている。

 

所有している。

 

だーれもいない、陽だまりの駅のホームでまた少し泣きました。

 

 

 

電車に乗ると、目の前の女子高生のリュックがエンジェル柄。

 

ワーオ! 

 

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「人間」って、

 

その「体を持っている人」のことではなくて、

 

「人」と「人」の間に存在しているもの、なのかもしれないなー、なんて思います。

 

 

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親がいて、友達がいて、恋人がいたりして初めて「自分」というものが明らかになる。

 

それぞれの間に、それぞれの自分が存在する。

 

 

これを読んでくれているあなたとの間に、私は存在している。

 

 

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だから「人間」って書くのかな。

 

なんてね。

 

 

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