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謎はいつもそこに

子供の頃から自然に生活の中にまざっていた不自然なものたちのお話。

地味の意味

 

「あら、ちょっと地味じゃない?」

 

私の着物姿を眺めながら、祖母が言いました。

私が着物を着始めた、21歳の頃のことです。

 

その頃、私が若かったように祖母も元気で若かったので、女学校時代からのお友達がうちに遊びに来てファッションの話になった時にも、時々その言葉が飛び交っていました。

 

「あら、ちょっと地味じゃない?」

 

地味さを気にする割に、取り立てて派手な服も着ていなかったので、そのやり取りにどこか違和感を感じていたのですが、まあ特に深く気にすることもなくあっという間に15年程経ち、

 

先日、着物コーデと着付けのワークショップをやらせていただきました。

  

 

テーマは主に「似合う着物の見分け方」と「ときめくコーデ」

 

参加者の方に持ってきていただいたお着物を全部並べて、まずおひとり前に来てもらい、その中で好きだと思う着物を教えてもらいます。

 

次に、すべてのお着物を順番に肩にかけてお顔の横に持っていくのですが、お顔の横に来る着物によって、印象が全然違うのです。

 

似合う、似合わないが、ほぼはっきりわかります。

私だけではなく、見ている参加者さん全員が。

 

そのくらい、似合う着物と似合わない着物というのは一目瞭然なんですね。

 

さらにそれは本人の好みとは関係なく、似合う着物は似合うのです。

 

 

似合う着物がお顔の横に来るとどう見えるかと言うと、

 

とっても顔色が明るく、血色良く見えて、女性らしさがふわっと花咲く雰囲気になります。

 

 

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その人らしさが中から外へ現れると言うか、表情も自信に満ちあふれ、本人が普段オモテに出さないようにしているであろう色気まで、出てきてしまうんですね〜。

 

おそるべし似合う着物!

女性ホルモン活性化!

 

 

では、今度は似合わない着物がお顔の横に来るとどうなるのかと言うと。

 

 

「地味」に、なるのです。

 

 

顔色や表情が地味に見えるだけではなく、着物まで地味に見えるんです!

 

究極の足の引っぱり合い。。なんという、、

 

つまり、祖母が言ってた「ちょっと地味じゃない?」って、このことだったのかと今更ながら腑に落ちたわけです。

 

個性が消える、良さが消える、豊かに見えない。

 

その辺りを総称して、「地味」と呼ぶのかと。

 

優しい言葉ですよね。「似合わない」よりマイルドなのに、着る気が失せる魔法の呪文。地味。しかも「ちょっと」地味、という配慮。

 

先人の知恵ですね〜〜。まさにおばあちゃんの知恵袋。

 

だから、今思い返すと、着物を着始めたばかりの小娘だった私は、きっと似合ってないものを着ていたんでしょうね。

 

でも「ちょっと地味じゃない?」と言われても、「祖母くらいの年代からしたら、若い女子はもっと派手な演歌歌手みたいなものを着た方がいいって思ってるのかなー?」とか勝手に思い込んで、着こなせてもいない「カッコイイ」着物を着て突っ走っちゃうんですよね。笑

 

でも究極、それでもいいと思うんです。

 

着物を怖がらずに、失敗を恐れずに、どんどん着て出かけていいんですよー♡

 

だって着物でお出かけって、本当にうきうきするもの。

 

似合う似合わないも、何度も何度も着ていくうちに、だんだんわかってくるものですから。

 

 

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これは、似合う着物をときめくコーデで着てもらったところ。

 

みんな素敵です💝

 

 

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ありがとうございました💝