謎はいつもそこに

子供の頃から自然に生活の中にまざっていた不自然なものたちのお話。

私の世界13. ありがとう

 

私の祖母は95歳で大往生した時、亡くなってすぐは近くに存在を感じてたのですが、49日を待たずしてあちこち飛び回っているみたいでした。

 

95歳ということは、知り合いほとんどあの世ですからね。

忙しくもなるのかもしれません。

 

今、祖母はもう、とても遠くにいて、日常で存在を感じられることはほとんどありません。

強く強く呼べば来てくれると思うのですが、私は祖母からたくさんのものを貰ってるので、もうそれで十分だからいいのです。

 

 

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ここ最近、父が次のステージへ行く感じがしています。

 

数日前に母とお墓参りしてきたんですけど、母は律義なタイプなので、友人たちから届いてる手紙やハガキを、墓前で父に説明していました。

 

父はひとつひとつ嬉しそうに返事をしていて、別にいつもお墓にいるわけじゃないのに、やっぱり嬉しそうでした。

 

 

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帰りに寄った手打ちうどん屋さんのお庭で。

 

 

 

一昨日、マハコハンの夢を見た時に、もうひとつ見た夢があるんです。

 

私と姉が山の写真を見せ合って、それぞれ「私今度ここ登るよ〜」とか言ってるところにいきなり父が登場して、普通に話しかけてきたのです。

 

夢の中でも「おお!亡き父が現れた!」という感動と衝撃で。

 

姉も「お父さんじゃん!!」と嬉しそう。

 

しばらくたわいもない話をした後、よく見ると父が若返っているのです。

 

30〜40代くらいかな?

 

そして服を着ていなくて、体の4ヶ所に手術跡みたいな傷がありました。

 

服を着ていないのですが、体が発光しているように光ってるので、違和感はなく、そこに「準備が整ってきた」という感じを受けたのです。

 

目が覚めると、やっぱり父は次の場所へ旅立とうとしてるんだなと感じ、でももうじき実家の新築が完成するのでそれまではいるんだろうと思いました。

 

 

 

今日は母の家で蟹丼をご馳走になったんですけど、お正月に実家の新年会に行けず蟹にありつけなかった私のために作ってくれたごはんでした。

 

 

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うちの実家で「蟹」は父との思い出の食べ物のひとつで、毎年父は年の瀬になると築地で蟹を買ってきて、新年会で捌いて焼いてくれていたのです。

いくらも筋子を買ってきて、父が漬けてくれて。

 

それが食べられないことは、本当に父の不在を思い知るのです。

 

蟹を食べないお正月が、気持ちの上でも食欲の上でもこんなに悲しいとは思いませんでした。

そういうわけでの蟹丼だったのですが、帰宅してお布団でうとうとしていると、やっぱり父がそろそろ行ってしまう気がして、意識の中で話しかけてみたのです。

 

父は、やっぱり次へ行かなきゃいけないようで、力強く

 

「楽しかった!!」

 

と言いました。

 

「こんないろんな世界を体験できて本当に楽しかった。でもそろそろ次の仕事があるから。」

 

半分寝ているような状態で交信を続けます。

 

「私、お父さんの娘で良かった。ありがとう」

 

父は嬉しそうに笑い、

 

「もう写真も、わからないことあんまないだろ?」

 

と言いました。ああああ、そうか、ずーーーっと写真を教えてくれてたんだって、今更ながら理解しました。

 

父が亡くなってから、わからないところがあったので「どうして習っておかなかったんだろう」って後悔したんですよね。

 

いきなり写真のレベルが上がったのは、その後でした。

 

 

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どうして私は毎日写真を撮り続けていたのか。

 

 

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どうして勝手に上達していったのか。

 

 

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どうしてこんなにも光が写るのか。

 

 

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わかっているようで、全然わかってなかったなぁ。

 

 

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「今年も蟹、一応食えただろ?」

 

そう言われて、ああああ、それすらも父のギフトだったのかと。

 

今日、話の流れで、父が生前達成できなかったと思い込んでたものが、実は20年程前にもう達成していた事実を初めて知ったのです。

 

それを聞いて私、心底ホッとしたんです。なんだーーよかったーーって。

きっとそれも父の采配だったんでしょうね。

 

 

大丈夫だよ。俺は幸せだった、と。

 

 

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サイキックに生まれると、肉体の別れと魂の別れを二重に経験しなきゃいけないので、得なんだか損なんだかわかりませんね。笑

 

今、変換が勝手に「尊」になりましたw

 

得だし、尊なんですね〜♪

 

 

 

 

ありがとう。

 

 

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行ってらっしゃい。