謎はいつもそこに

子供の頃から自然に生活の中にまざっていた不自然なものたちのお話。

やさしいケンカ

 

前に、夕方息子のお迎えに学童へ行った時のこと。

 

息子とお友達の間に先生が入ってふたりを引き離していて、すぐにケンカ中だとわかりました。

 

「お母さん、お時間平気ですか?」と、解決にもう少しお時間ください、という意味で聞かれたので、

 

「全然大丈夫ですので、よろしくお願いします。」と先生におまかせして、私は近くで見ていました。

 

先生に引き離された男子たちは、くやしそうな顔で罵り合いをしてるのですが

 

 

「この〜〜っ、ピーマン!!」

「なんだとジャガイモー!!」

「ピーマン!!ピーマン!!」

「だまれジャガイモ!!」

 

 

お互いに野菜の名前を言ってるだけ!!

 

 

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昔からありますよね、おたんこなす!とか、どてかぼちゃ!とか。

 

改めて目の前でそんな光景を見てみると、なんて平和なケンカなんだろうと感動してしまいました。

 

まあ、言っても小学生男子なのでひどいことを言い合う日もあるかもしれませんが、野菜の名前を言い合うだけって。笑

 

でも言われるとなんだか腹が立つのだろうから、感情をのせた攻撃にはなってるけど、言霊的にはものすごくソフト。

 

「この大根足!」だとカドがあるけど、「この大根!」なら(役者さんに言わない限りは)セーフ。

 

自分が発した言葉は自分にはね返ってくることを知っているかのような戦い方。

 

 

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これ、生き物だと成り立たないんですよね。

 

「このブタ!」「なめくじ!」

 

十分ひどいと感じます。

 

「このさつま芋!」「インゲン豆!」

 

なんか一気に平和になるんですよねえ。

 

 

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野菜って体にもやさしいけど、ケンカに使ってもやさしいんですね〜。

 

世の中の罵り合いが全部野菜になったらもう少し平和な世の中になるかも。

野菜に乗る意味合いがネガティブになっちゃうかな?

 

いいや、きっと自然はもっと懐が大きいはず。

 

 

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あ、野菜で殴ったりするのはだめですよ。

元ヤンキーの某君は先輩に大根で殴られて気絶したことあるらしいからww

 

そんな野菜しいケンカについて、書いてみました。

 

 

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おしまい。