小学生の頃の私は、おこづかいを貯めてはハーブの苗を買ってきて、せっせと庭に植えている子供でした。妖精を庭に呼びたかったのです。
その存在を少しも疑っていなかったので妖精の本もいろいろ読みました。
当時の私のハートを鷲掴みにしたのは、きたのじゅんこさんの画集。
当時はなにでどう描いたらこんなに美しい絵が出来上がるのか想像もつかず、本当にため息しか出ませんでした。
(きたのじゅんこさんは今、水彩色鉛筆の技法書も出しておられます)
そして、いろいろ読んだ本の中で「妖精の丘」というものを知りました。
その丘は5月1日のメイデイやハロウィン、そして夏至に開くとアイルランドでは言い伝えられているそうです。
私はこの「丘」の夢をこれまで5回ほど見たことがあります。
「丘」なのに地下なのです。
私たちが暮らしている世界の下に、それは存在していました。
とにかく緑が豊かで、地面は落ち葉でふかふか。ものすごい量の落ち葉が地面に敷き詰められている感じです。
一番心に残っているのは、森の中に海賊船のような立派な船がある景色。
大人になってから、実際にそういう場所があるのかネットで調べてみたりもしたのですが、今のところ見つかっていません。
今また検索してみたら、「森の中の海賊船」という児童小説を発見!
しかもこの方、私が好きな作家さん!!!読まなきゃ!読んでみなきゃー!!
「2分間の冒険」は激おすすめです。
ちょっと10秒間タイムスリップとかぶってますねw
で、その「丘」がある場所が、ある時わかってしまったのです。
当時住んでいた場所の近くにありました。
いつも「気持ちのいい場所だ」と感じる大好きな場所なのですが、年に一度のあるお祭りの時だけ、丘が開いていると感じるのです。
それはメイデイでもハロウィンでも夏至でもないのですが、明らかにその土地のエネルギーの質が変わり、壮大な賑やかさを以て、ものすごい数の見えない存在が楽しそうに飛び回る感じがするのです。
人間たちもお祭りなのでハートが開いて楽しそうです。
不思議と、植物の緑色も濃くなる気がします。
人間も見えない存在もみんな喜びに満ちていて、その風景が私は大好きです。
Have a nice summer solstice. Have a nice open the gate.