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謎はいつもそこに

子供の頃から自然に生活の中にまざっていた不自然なものたちのお話。

件(くだん) (怖さ★)

何年も前の出来事です。

その日は確か日曜日で、アンティークの輸入雑貨屋さんへ行ってきた、その夜のことでした。

 

久しぶりに強い金縛りです。ぎゅうぎゅうに締め付けられているように動けず、息も苦しい。何とかして解こうと手に力を入れた時、突然上から長い髪の毛のかたまりが顔に落っこちてきたのです!

 

私の悲鳴に夫も目を覚まし、「どうした!?」と飛び起きました。

長い髪の毛は、どこにもありません。

 

「金縛りが...何かすごくて...」

 

と言いながら、未だ部屋の中に充満している不気味な空気に、落ち着かない気持ちでいました。

夫も、部屋を見渡していつもと違う気配に気づいている様子。

 

なんか、変だ。

 

何かが、いつもと違う。

 

その時です。

窓のすぐ外で、牛が鳴いたのです。

 

もおおおおおおおおおおおおお

 

もおおおおおおおおおおおおお

 

窓の外に牛がいる!?!?

 

その声は民謡のような抑揚で、明らかに人間の声ではないのです。

夫と絶句したまま、窓を凝視して動けません。

障子を開けてそこにいるものと対峙する勇気はなく、

 

もおおおおおおおおおおおおおおお

 

と大声で鳴き続ける牛らしきものの声を、ただ見つめることしか出来ません。

 

その時、夫が少し窓に近寄り、

 

「まだ夜ですよお〜〜」

 

と言ってみました!牛らしきものは、

 

もおおっ!?んもおおおおおおおおおお

 

と鳴いてしばらく黙った後、窓をカリカリカリ…と引っかいてから、走り去って行く足音が聞こえました。

外へ出てみると、ずいぶん明るくなっていました。怪しいナニカの気配はどこにもありません。

 

SNSにその出来事を早速書いてみると、それを読んだ友人が「もしかしてこれなんじゃないか」と貼ってくれたのが、

 

こちら。顔が人間で体が牛の、「件(くだん)」という妖怪。

件 - Wikipedia

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また別の友達がくれたコメントによると、顔が牛で体が人間の「牛男」という妖怪も存在するらしく、その妖怪は女の生首が好物。

 

女の生首…

 

女の生首…

 

私の顔に落ちてきた髪の毛のかたまりって…

 

いや、気のせいだな。違う違う。

 

 

妖怪ウォッチにも「くだん」っているみたいですね☆

 

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