読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

謎はいつもそこに

子供の頃から自然に生活の中にまざっていた不自然なものたちのお話。

守護霊の忠告

もう何年も前に「千里眼を持つ」と言われている方を義母が自宅に招いたことがありました。

その方は普段はサロンでリーディングなどのセッションをしているのですが、希望があれば出張もしてくれるということで、みんなで見てもらおうよ、と義母が企画したのです。

その方は恐らく私の1000倍はいろんなことが見えてるだろうと感じたので、私はリーディングを受けることは断りましたw

言われたくないこと言われたら嫌だし、聞きたくないこと聞かされたら嫌だし...と思い「受けないけど、とりあえず顔は出す」スタンスに決めたのです。

 

当日、いいお天気の中、その方はやって来ました。えらい美人さんです。

私のお友達もセッション希望でやって来ました。

 

義母や友人がひとりずつ他の部屋でリーディングしてもらい、私はお茶を出したり子供と遊んだりして過ごしていたのですが、みんなでお茶を飲んで休憩している時にその能力者の方が

 

「じゃあ、次はさっちゃんの番でいいのかな?」

 

と言ってきました。私はすぐに、

 

「いえ、私は大丈夫です。受けないです」

 

と言ったのですが、何だか夫や義母が「せっかくだから見てもらいなよ」と口々に言い始め、あまり乗り気しないまま受けることになってしまったのです。

 

私と能力者の方はリビングを離れ別室へと移動。

向き合って正座すると、彼女が口を開きました。

 

「…あのね?昨日の夜、私のところにあなたの守護霊が来たの。明日うちに来るならぜひサチコにこれを伝えて欲しいって」

 

あまり陽の当たらないその部屋で、私はもうすでに半べそ。手が汗ばんでいきます。

彼女は私の目をしっかり見据えてこう言いました。

 

「あのね、今は、絵を描く時期じゃない」

 

一番言われたくないことを言われてしまいました。

その頃、子育てしながら絵を描くことが実は辛くなってきていて、でもくだらない意地とかプライドでアート活動にしがみついていました。

描きたいものも見失っていて、でも「描くこと」がアイデンティティを支えてるような、今思うと非常に痛々しい時期だったのです。

 

「今は、しっかり子供を育てて、畑で何か育てたりもっともっと自然に触れなさい」

 

子育てもつらい時期だったので、自分を支えてるものを捨てろと言われた上に、もっと向き合えと言われたらもう泣くしかない状態で。

この状態は一体いつまで続くんですか、と聞いてみると、

 

「あと5年」

 

バッサリそう言い切られてしまいましたw私は絶望するしかありません。

でも、わざわざ能力者の家まで行ったという私の守護霊の本気度は到底無視したりできないわけで、すべてを受け入れることに決めました。

 

それからは絵を描くことは辞め、凝った料理に挑戦したり、野菜を育ててみたり、とにかく子育てに徹していました。

 

ある日、雑誌の書籍紹介に載っている本が目に留まりました。

かぎ針編みの本です。

それまで編み物なんてやったことなかったのに無性にやってみたくなり、すぐにその本と、編み針や毛糸を購入しました。

 

挑戦してみるとこれがまあ全然わからない。

書いてあることの意味がわからなすぎて、初心者用の本を買い直して再度挑戦し、一週間かけてようやく一番初歩的な編み方ができるようになりました。

そこからどんどん編み物にハマっていき、気づいたら何でも編めるようになっていて、小さな賞をいただけるまでに成長していました。

 

日々の料理は楽しいし、ハンドメイド商品を売ってみたり、今はもう自由な気持ちで絵も描けます。

子供は成長し、まだまだ手はかかるけれど、やっぱりあの時ちゃんと向き合って良かったと思います。

だってその時は大変でも、振り返ると幸せな時間でしかないから。

 

そうして自分の時間を持てるようになって、ゆったりお茶を飲みながら、ふと気づいたのです。

 

 

あ、5年経ってる!

 

 

あのまま、楽しむ心を忘れて絵を描くことに固執して過ごしていたら、どんな5年間だったのだろう?

ちょっと怖くなりますね。

 

いつぞやは八つ当たりまでしたのに、

守護霊にケンカ売った話 - 謎はいつもそこに

私を見守り続けてくれている守護霊。

心から感謝しています。