クリスマスが近づいてきた12月のある朝、名前を呼ばれて目が醒めました。
ずいぶん野太い男性の声で「サチコさん」と聞こえたのです。
布団から起き上がってまわりを見ても、もちろんそんな男性はいません。
着替えて一階に下り朝ごはんを作り始めると、今度はキッチンの入口から
「サチコさん」
と聞こえました。先程と同じ野太い声です。振り向いても誰もいません。
その頃チャネリングに興味を持ち始めて、瞑想なんかも始めたばかりでした。
これまで特に意識せず不思議体験をしてきたので、自分から見えない世界とコンタクト取ろうとしたのは新しい試みです。
昔から悪霊のような怖いものに悩まされていたからこそ、チャネリングではそういうものは引き寄せない方法も学んでいたので、この声を怖いとは思いませんでした。
むしろ、天使の存在も感じるようになっていたので天使のひとりだと思ったのです。
クリスマスが数日後に迫ったある日、瞑想していると7人くらいの天使が頭の上にいるヴィジョンが視えました。
その天使たちが、かなり意外な姿なのです。
平たく言ってしまえば、みんなおじさん。
しかも、ちょっとファンキーな!
40〜50代でバンド組んでる人達みたいな感じで、渋くておしゃれな雰囲気なんです。でも着てるのは古代ローマみたいな服で、頭上に光の輪っかと、背中には羽がついてる。
おじさんに、羽がついてる...!!
そして皆さん腕とか太くてかなり筋肉隆々な体型。
一番印象に残ったのがセンターにいた方で、太い眉毛にくりっとした二重、カールした短い髪、日に焼けた健康そうな表情に雄々しい口ひげ。
私の名前を呼んでいたのはきっとこの人だ。そう思いました。
とても友好的なものを感じましたが、所謂「天使」のイメージとは違いすぎて、怖くはないけど何なんだろうwと困惑してしまいました。
ところが数日後にネットのニュースで、そのセンターにいたおじさんそっくりな人を目撃することになるのです。
そのニュースがこちら。
英BBCが最新の科学技術を駆使してイエス・キリストの顔を復元
まさかのキリスト!!!
これ、本当に私が視た人そっくりなんです。ということは、一緒にいた方々はかの有名なる弟子の皆さんだったのでしょうか?
バンドのメンバーではなく??
従来のキリスト像は、どこか儚げな男性です。
あんなに生命力のなさそうな人が、便利なものがなくて「人間力」を問われただろう時代に、本当に多くの人を魅了したのでしょうか?
本物のキリストとはかけ離れたイメージを持たせることに、何らかの意図があるのでは…
大きな力に隠された「何か」があるような、ないような…
すべては神のみぞ知る。