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謎はいつもそこに

子供の頃から自然に生活の中にまざっていた不自然なものたちのお話。

ついて来る落ち葉

家から100mほど離れたところにある友達の家に向かっていた時の話です。

季節は秋で、当時私は小2でした。

うちからその友達の家までは一本道なんですが、区画整理されていない住宅街の裏道なので、道はくねくね曲がっています。

 

家を出発してすぐ、落ち葉のかたまりが道の真ん中にありました。

近所の人が掃き集めたのか、なんとなく気になります。

またいで通り過ぎると、風が吹いて、その落ち葉のかたまりが私の後ろに移動して来ました。

しばらく歩いていると、一定の距離を保ちながら落ち葉のかたまりが後ろをついて来ていることに気づきました。

カサカサと音を立てながら、転がるようについて来るのです。

風かなあ、と思いながら曲がり角に差し掛かりました。ぐるーっと曲がる道を進むと、なんと落ち葉もついて来ます。そしてまっすぐ歩き続ける私の後ろを、ついて来るのです。

昼間とは言え、さすがに少し怖くなってきました。

再び、曲がり角に差しかかり、ちょっと小走りに曲がります。振り返るとさっきよりスピードの上がった落ち葉のかたまりがザザザーっとついて来ている!

私は走りました。

落ち葉のかたまりもカサカサカサカサ回転しながら追ってきます!

そこで友達の家に着いたので敷地に走り込み、ふり返ると、落ち葉のかたまりは突然力を失ったかのようにバラバラに散ってしまいました。

 

秋の不思議な出来事でした。