謎はいつもそこに

子供の頃から自然に生活の中にまざっていた不自然なものたちのお話。

猫のひみつ

 

 

最近のお話です。

縁側に吊るしたハンモックで、うとうとしていた昼下がり。

半分眠っていて、半分起きているような状態だったと思います。

 

「なあんだ〜。ここにいたんだね」

 

全く知らない男の子の声がしました。中学生くらいの声です。

近づいてくる足音。そして、

 

「乗っちゃおう〜♬」

 

と聞こえた瞬間、おなかの上に猫が乗って目が覚めました。

 

 

 

実家にいた猫も、病気をしてからは血尿が出る前に夢に出てきて、

 

「さっちゃん、おなかが痛い」

 

と教えてくれました。

 

猫は時々しゃべります。